平成2年がバブルのピークでしたからなんと26年以上前のことになります。
なぜバブルがおこったかというと
銀行がバブル時に、貸出競争を始めたことがあります。。
貸出競争でおカネが潤沢に回りはじめ、バブル景気になりました。
ゴルフ会員権や不動産などが値上がりしました。
不動産などの担保価値があがり、借入がさらに簡単にできるようになりました。
日本だけでなく世界中の資産が買いあさりの対象になりました。
バブル崩壊が始まったのは平成2年の頃でしょうか。
行き過ぎの危機感からか,日本銀行が急に引き締めに転換しました。
おカネを貸さなくなると誰も買えなくなります。
不動産やゴルフ会員権が値下がりはじめました。
担保価値も下がりました。
借り入れた会社や個人は返済不能になりました。
借金地獄に陥った人が多数でました。。
私の知人も数人破産。追い詰められて自殺したヒトもいます。
銀行が融資したおカネを回収できず、長期信用銀行など大銀行や信用金庫など倒産しました。
パニック寸前となりました。
倒産しなかった大銀行も多額の不良債権を抱え、倒産の瀬戸際になり、公的資金が注入されました。
再編を促され、メガバンクが誕生しました。
多くの会社や個人が、借金過多になり、モノを買う余裕がなくなり、借金返済が優先されました。
デフレ経済になりました。給料が上がらなくなった。
バブル崩壊後起こったこと。
ゴルフ人口が減少。ゴルフ会員権の値下がりが止まらなくなりました。
ゴルフ場をつくるのに、おカネを預かって、預託金証書を発行していました。
会員募集が終わると、名義書き換えができるようになり、会員権市場で売買できるようになります。
バブル時には、会員権市場で相場が上昇し、おもしろいように高値で売却できました。
バブルの崩壊で逆の現象がおこりました。
値下がりです。
ゴルフ会員権の値下がりで預託金の請求が相次ぎ、耐え切れず
800ゴルフ場が倒産しました。
「ゴルフ会員権が紙クズに!」と騒がれました。
ゴールドマンサックスやローンスターが倒産ゴルフ場を大量に買収しました。
ゴルフ場大再編がおこり、アコーディアゴルフ、PGM2大ゴルフ場会社が誕生しました。
どちらも現在130コースほど所有していると思います。
スケールメリットの時代に入りました。
10年ほど前から
インターネット利用が普及。
インターネット予約業者が台頭始めました。
会員権要らない。メリットない。
会員にならなくともゴルフができる。
予約ができる時代になりました。
ますます会員権需要が細ることになりました。
私自身のことを書きます。
親から残された財産があったこと。
世界的に有名な大企業に勤めていて、けっこういい給料をもらえていたので、
ただ今考えるとバカみたいですが、会員権が値下がりすると欲しくなり、
買いました。
借金はしませんでしたが値下がりで大きな損害を出しました。
(愚かな)
「ゴルフ会員権マニア」で「コレクター」でした。