女子ゴルフの日本国内ツアー第2戦で
韓国人選手、イ・ボミが優勝しました。
昨年の賞金女王のイ・ボミは、昨年からの好調を維持して
強さを見せつけました。
日本のゴルフ業界に,
大きな刺激になってほしいと思います。
「イ・ボミ」を生んだ韓国では
07年には275万人だった
プレー人口が14年には600万人に。
7年で2倍強になったとのこと。
なんと人口の1割。
ゴルフ人口の拡大は米ツアー25勝
「朴セリ」や
世界ランク1位だった「申ジエ」
の活躍も大きく影響しているとのこと。
それにしても昨年の韓国勢の強さはすごかった。
「イ・ボミ」を筆頭に年間37試合のうち17勝。
賞金ランキングのうち上位5人中4人を占めました。
これでは日本のゴルフファンは、私もそうですがテレビを見なくなります。自分の国のゴルファーの活躍をみたいのです。
韓国勢にやられっぱなしでは面白くありません。
私の年代の人間が青木や尾崎の活躍でワクワク
したのと同じです。
人気ゴルファーの影響力はすごい。
スターが出てくれば、日本のゴルフ業界の低迷を吹き飛ばせる。
やればできるという証拠とおもいました。
なぜ日本で彼ら彼女らが活躍するかというと、
日本が米国に比べて近いから。
帰ろうと思えばすぐ韓国に帰れる。
米ツアーに比べて移動距離が短い、試合数が多い。スポンサーがつきやすいからなのだそうです。
韓国には「枯れない泉」と呼ばれる独特のエリート育成システムがあるとのこと。
小学生から大学生まで「代表常備軍」と言われる約60人を選抜。
さらに「国家代表」として男女それぞれ6人が選ばれる。
代表になれば年間約200日の合宿に無料で参加できる。
技術やメンタル面の指導を徹底的に叩き込まれる。
日本でも国のレベルは無理でも、スポンサーを募って同様の
養成機関ができそうな気がします。
ただ、けっこう古くからある
東京ゴルフ専門学校とか坂田ジュニア塾とかの養成機関
からの卒業生で活躍しているゴルファーは聞いたことがない。
養成の仕方が根本的に間違っているのではないか?
と思わざるを得ません。
韓国に比べて強い経済力、人口比、プレー人口比
(日本の人口1億2千万人、ゴルフプレー人口800万人)
を考えるとあまりにも弱い、だらしないと思うのは私だけでしょうか?
しかしながら、(女子プロは)本来は米国で世界レベルで戦える韓国などの一流プロが日本のトーナメントに出場して活躍しているということは、(日本のトーナメントが)レベルが高い証明です。
日本のプロにとってもいい刺激になり、お互いにレベルアップする可能性があります。
男子プロはトーナメント数が減っている。スターが出てこない。
地盤沈下が激しい。残念です。